SSブログ

参加御礼! 2014年度総会・大会も大盛況!!!  [連絡 / General Information]

BSJ Annual Meeting 2014.JPG
▲全員集合! 140人の参加者で賑わいました

参加御礼! 2014年度総会・大会も大盛況!! 

 少々報告が遅れてしましました。去年の12月20日、東京大学理学部二号館にて日本蝶類学会2014年大会・総会が開催されました。年末の慌ただしい時期にも関わらず、約140名という多くの参加者にお越しいただきました。2008年から数えて7年連続の参加者100人超え、すっかり蝶界の冬のイベントとして認知されたようです。高校生や大学生など若者の姿も見られ心強い限りです。

Mr. Koiwaya.JPG
▲2014年度・江崎賞受賞者、小岩屋敏氏の記念講演

 2014年度の江崎賞に選ばれたのは、アジア産蝶類の分類・生態に通暁し、なかでもゼフィルス研究では世界のトップを長年走り続けてこられてきた小岩屋敏氏。10年余り前に長年の東京暮らしを卒業され、出身地宮崎県に戻られてからは地元のチョウの保全活動や地域貢献活動にも精力的に取り組まれています。今回、小岩屋氏は特別講演で「日本のタッパンルリシジミは迷蝶である!!」と題して、緻密な調査に基づく新たな視座を紹介しました。タッパンルリシジミは日本産蝶類の中で幼生期の生態が不明な唯一の種として知られていますが、九州で夏に調査したところ一時的に固まって採集され同一場所で継続的に見られないことなどから季節風に乗って中国南部から飛来してきている可能性を指摘しました。

Dr. Sbordoni.JPG
▲Dr. Sbordoniの講演

 また、イタリア・ローマ大学から参加いただいた、Valerio Sbordoni教授は、中国・ヒマラヤ地域に分布の中心があるジャコウアゲハ属(Byasa)やクビワチョウ属(Calinaga)などについて、mtDNAを使った類縁関係について最新の知見を紹介しました。分析のベースとなる各地の標本の充実に目を瞠りました。

 このほか興味深い講演が目白押しで、夕方になるまで会場は熱気に包まれていました。講演終了後の懇親会も大盛況で、構内のレストランに場所を移し、参加者の皆さんが蝶談に花を咲かせていました。




 ご参加いただいた皆様方、また情報をweb上などで拡散して下さった皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!!


 なお詳細は近日発行されますNewsletterで改めてお知らせ致します。どうぞ、お楽しみに!


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。