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【大会講演紹介】知られざる旧北区の蝶類3種について [世界の蝶 / Butterflies World]

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▲シロウラジャノメ(Lopinga eckweileri)の棲息地(Jiuzhaigou, Sichuan, China)

 【大会講演紹介】知られざる旧北区の蝶類3種について(G. C. Bozano)

Lopinga eckwileri.jpg
▲シロウラジャノメ(Lopinga eckweileri

 2010年度に当会の林賞を受賞したイタリア・ミラノの研究家G. C. Bozano氏は旧北区の蝶類について該博な知識をお持ちであるばかりか、70歳になる今も精力的に調査行を続けておられる。今回はごく最近、新たに資料が得られた稀種3種について発表していただく。そのうちの1種を紹介しよう。
 シロウラジャノメ(Lopinga eckweileri)は中国特産種で、ドイツ人によって中国四川省北部の九寨溝(Jiuzhaigou)から発見された美しいウラジャノメの一種である。ウラジャノメは茶色という常識を覆し、上品な白地に眼状紋を欠く装いは高貴さを感じさせる。タイプシリーズは9♂1♀で記載されているようであるが、その後の情報に乏しい。
 G. C. Bozano氏は長らくこの中国特産の稀種を追い求めてきたが、今年タイプ産地を訪れ、実際に生態を観察することができたという。他の近縁種のウラジャノメと違って、発生期が早く、ブッシュや樹上を敏速に飛ぶという。
 
 さて、残り2種は…!? それは当日のお楽しみに!!

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