会誌No.65発行される! [連絡 / General Information]
会誌No.65発行されました!
編集作業が難航したため、年度をまたいで遅れてしまいましたが、No.65が発行されました。今号は10ページを超える長編の論文が3本掲載される重厚な号となっています。見どころを少しご紹介しましょう。
斉藤光太郎・稲好豊 インドシナのイチモンジ亜科の蝶についての新知見
インドシナ地区で綿密な研究を続けておられる両氏の最新論文では、タテハチョウ科イチモンジ亜科のじつに2新種、15新亜種が記載、1種が亜種から種に昇格されています。近年得られた豊富な資料をもとに考察を加えた結果が示されています。本地域の蝶相に関心のある研究者、愛好家には必読の論文となるでしょう。豊富な図版が掲載されています。
▲多数の新種、新亜種、稀亜種の図版が掲載
もう1つ、日本の愛好家に馴染みの深いウスバキチョウについての論文を紹介しましょう。
佐々木輝捷 ウスバキチョウの亜種vysokogornyiensisの初夏型:2012年と2013年、シホテ・アリン山脈北部での調査採集とカラフトオオケマンを食草にするウスバキチョウ大型亜種群の起源に関する考察
▲調査地の風景写真など
佐々木氏は北海道・大雪山系にも分布し、我々に馴染みの深いウスバキチョウについてロシア極東地域での現地調査を行い、調査で得られた多くの個体を図示するとともに北海道へのウスバキチョウの進入経路について考察しています。ウスバキチョウ以外にも調査で得られた多くの種が併せて図示されています。
というわけで、今号も見逃せない内容であることがお分かりいただけたと思います。目次も紹介しておきます。下の画像を拡大してご覧下さい。
▲目次(クリックして拡大してご覧ください、画質が悪いのはご容赦を!!)
会誌は会員外でも1冊3,500円(送料別)で購入できますので、ご希望の方は下記のメールアドレスまでお申込み下さい。
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